恋人と同棲をはじめる際には、1人暮らしのときとは異なる準備が必要です。自分1人で暮らすわけではないため、考えなければならないことがいくつかあります。しかし、いざ同棲をはじめるとなると「何が必要になるのか分からない」と、迷う人も少なくありません。
そこで今回は、同棲をはじめるために必要なものと、それにかかる費用について紹介します。いま付き合っている恋人と同棲を考えている人や、お金について心配している人は参考にしてください。
同棲に必要な費用とは?
同棲をはじめるためには、それなりにまとまったお金が必要となります。引っ越し費用はもちろんのこと、家具・家電を買うお金、日用品を買いそろえるお金も必要です。
ゼロから同棲の準備をはじめた場合に、どれくらいのお金が必要になるのか解説します。
初期費用は約60万円
同棲をはじめる際には、60万円ほど用意しておくと安心でしょう。ざっくりとした費用の内訳は下記の通りです。
- 引っ越し費用:約10万円
- 家具や家電を買うお金:約30万円
- 2人分の生活費:月20万円
個人差もありますが、よほど贅沢をしない限り60万円もあれば同棲をはじめる上で困ることはないでしょう。
同棲の費用を抑えるコツ
同棲をはじめたいけどお金がないという人は、初期費用を抑える工夫をする必要があります。おすすめの方法は下記の通りです。
- どちらか一方の家で同棲をはじめる
- 1人暮らしで使っていた家具や家電を使いまわす
- 節約して生活しながら貯金する
同棲をはじめると、1人暮らしのときと比べて世帯収入が増えるため、貯金もしやすくなります。初期費用さえ用意できれば、その後のお金はそれほど心配しなくても大丈夫です。
同棲をはじめる上で必要なもの10選
同棲をはじめる上で必要なものを紹介します!
- 寝具一式
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 食器
- 調理器具
- テーブルセット
- 日用品
- 掃除用具
上記のものさえそろっていれば、生活していく上で問題はないでしょう。
寝具一式
同棲をはじめるためには、2人分の寝具を用意しましょう。敷布団、掛け布団、枕、カバーがあれば最低限はOKです。お金に余裕があれば、ベッドを購入するのもよいでしょう。
ベッドを買う際はシングルベッドを2つ、あるいはダブルベッドを買うことになるため、予算は多めに見積もっておく必要があります。2人で一緒に寝るから寝具は1つで十分と言う人もいますが、万が一のことも考えると、やはり2人分あったほうが安心です。
部屋の広さや、お互いの予算なども考えながら、ぐっすり眠れる寝具を用意しましょう。
冷蔵庫
同棲をはじめる際には、やや大きめの冷蔵庫を買いましょう。目安としては、300〜400Lの冷蔵庫を用意すると安心です。1人暮らし用の冷蔵庫は、100〜300Lが目安とされています。いま1人暮らしをしている人は、現在使っている冷蔵庫を基準にしてイメージを膨らませてみるとよいでしょう。
1人暮らしをしていると、カップ麺やコンビニ弁当に頼りきりで自炊しない人も多くいますが、同棲をはじめると必然的に料理する機会も増えるはずです。常備する食材や調味料の数も増えるため、迷ったら大きめの冷蔵庫を買うことをおすすめします。
洗濯機
洗濯機を買う際は、洗濯容量に注意して選ぶことがポイントです。一般的に、1日あたりの洗濯物の量は、1人あたり約2kgと言われています。恋人と同棲する場合は、洗濯容量が4〜5kg以上の洗濯機を買うようにしましょう。
洗濯機は、大きく分けて縦型とドラム式の2種類があります。どちらを選ぶかは自由ですが、費用を抑えたい人は縦型の洗濯機を選びましょう。
ドラム式洗濯機は、容量が大きく機能性が高いというメリットがある一方で、縦型洗濯機の倍以上の値段がするというデメリットもあります。お金に余裕があればドラム式のほうがおすすめですが、そうでない人は縦型洗濯機を選びましょう。
電子レンジ
電子レンジを選ぶ際は、次のポイントを参考にしてください。
- 単機能電子レンジ:シンプルで使いやすく、価格を抑えたい人向け。
- オーブンレンジ:オーブン機能も使えて便利な上に、比較的お手頃価格の商品も多い。
- 過熱水蒸気オーブンレンジ:料理することが大好きで、設置場所にも余裕がある人向け。
1人暮らしであれば単機能電子レンジでも十分ですが、同棲する際は相手と相談して決めるのがベストです。料理が好きな人であれば、多少値段が高くても、豊富な機能を兼ね備えた電子レンジを選んだほうが暮らしの質は高まります。
炊飯器
2人暮らし用の炊飯器は、3〜5合が目安です。同棲をはじめる際に、1人暮らし用の炊飯器をそのまま使う人も少なくありませんが、容量が小さすぎると何度もお米を炊き直さなければならず面倒です。あらかじめ大きさに余裕のある炊飯器を用意しておくと手間も省けて便利でしょう。
ただし、同棲する相手が「ごはん派」あるいは「パン派」のどちらなのか確認しておく必要があります。「朝はパンじゃなきゃイヤ」という人も少なくないため、そのような場合には小さめの炊飯器でも問題はないでしょう。
お互いの食に関する好みを把握した上で同棲の準備を進めることが大切です。
食器
同棲をはじめる際は、2人分の食器を用意しましょう。最低限そろえたいのは下記の通りです。
- お茶碗・お椀:2セット
- お箸:4膳
- フォーク(大・小):2セット
- スプーン(大・小):2セット
- 中皿:2枚
- カレー皿:2枚
- どんぶり:2個
- グラス:2個
- マグカップ:2個
食器をそろえる際のコツは、数を増やしすぎないことです。最低限にとどめておくと、食器棚から取り出しやすいだけでなく、洗い物もラクになります。
調理器具
調理器具は1人暮らしのときと同じような感じで大丈夫です。よほど料理が好きでこだわりがある人でない限りは、下記の11個をそろえておけば問題ありません。
- 包丁
- まな板
- キッチンハサミ
- 鍋
- フライパン
- ボール
- ざる
- しゃもじ
- おたま
- フライ返し
- さい箸
- 計量カップ
毎日使うものなので、使いやすくコスパのよい調理器具を選びましょう。
テーブルセット
テーブルセットを選ぶ際は、「サイズ」「素材」「使い勝手」の3点に注目しましょう。
サイズは「幅120cm・奥行き80cm」と、ゆとりのあるものをおすすめします。椅子を出し入れすることも考えると、テーブルの端から80cmほどスペースがあるのが理想です。テーブルセットを設置する部屋の広さも考えながら選んでください。
素材についてですが、基本的には「木製」を選んでおくのが無難です。ガラス製のテーブルだと、食器があたったときの音が気になります。手触りもよく、落ち着いた空間を演出する木製テーブルを選びましょう。
日用品
日用品とは、生活していくために必要なもので、ティッシュ・トイレットペーパー・洗剤・スポンジなどのことです。日用品は常に消費されるため、いくらあっても困ることはありません。
しかし、あまりにも大量に買ってしまうとスペースが奪われてしまうため、足りなくなったら買い足すくらいがちょうどよいです。日用品にかけるお金は、収入の10%以下に抑えるのが理想とされています。
掃除用具
同棲する上で必要となる掃除用具は下記の通りです。
- 掃除機
- 除菌シート
- トイレの掃除用具
- お風呂の掃除用具
- 玄関の掃除用具
基本的には、上記のものがあれば十分です。お金に余裕があれば、掃除機の代わりにお掃除ロボットを購入するのもよいでしょう。時間とお金を節約できて、効率よく掃除ができます。
まとめ
同棲するために必要なものと、それにかかる費用について紹介しました。個人差はあれど、今回の内容を参考に準備を進めていけば、同棲をはじめる上で失敗することはないでしょう。恋人との同棲を考えている人の参考になれば嬉しいです。