彼氏を親に紹介したいと思っていても、なかなか実行に移すのは難しいものです。「両親が驚いてしまうのでは?」「彼氏がプレッシャーになるのでは?」と考えると、なかなか紹介するタイミングがつかめません。
そこで今回は、彼氏を親に紹介するベストタイミングや、紹介する際の段取り・切り出し方について解説します。家族ぐるみで良好な関係を築くためには、第一印象が重要です。親への紹介の仕方で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
彼氏を親に紹介するベストタイミングとは?
彼氏を親に紹介するベストタイミングは次の5つです。
- 付き合いはじめて1か月が過ぎたとき
- 同棲をはじめるとき
- 彼氏から「親御さんに挨拶したい」と言われたとき
- 結婚を視野に入れはじめたとき
- 妊娠が発覚したとき
それぞれのタイミングをおすすめする理由や、親に紹介する際に気をつけるべき点を解説します。
付き合いはじめて1か月が過ぎたとき
少し早いように感じる人もいますが、付き合いはじめて1か月が過ぎたときに親に紹介することで、次のようなメリットがあります。
- 親が彼氏のことを評価できる
- 親公認で交際できる
- 親を安心させられる
- 彼氏の責任感が強くなる
- 真剣交際である意識が強くなる
実家暮らしの人であれば、彼氏を知ってもらうことでお泊りのときでも安心してもらえます。安心してもらうという意味でも交際していることを伝えておくとよいでしょう。
ただし、彼氏にとってはプレッシャーになることもあります。親に紹介する意味を彼氏に理解してもらえた場合のみ実行するようにしてください。
同棲をはじめるとき
同棲をはじめるときは、彼氏を親に紹介するベストなタイミングです。親として大切な娘が見ず知らずの男性と生活することに不安があります。どのような男性と暮らしていくのかを事前に紹介しておくべきでしょう。
結婚の前段階として同棲をするカップルも多いです。彼氏に責任や覚悟を持ってもらうためにも、親への紹介は大切なことです。また万が一同棲中にトラブルがあったときでも、彼氏のことを紹介しておくと親がスムーズに介入できることもあります。
彼氏から「親御さんに挨拶したい」と言われたとき
彼氏から挨拶したいと言われたときは、将来のことまで考えて真剣に交際してくれている証拠でしょう。彼氏の気持ちを尊重して、すぐに挨拶ができるようにセッティングをしてください。
「親御さんに挨拶したい」と男性が言うのは、それほどの覚悟があるということです。自分自身も曖昧な気持ちではなく、彼氏の真剣さに応えられるよう将来のことを考えるようにしましょう。また同様に彼氏の両親にも挨拶しておくタイミングでもあるので、彼氏と相談してみてください。
結婚を視野に入れはじめたとき
お互いに結婚を視野に入れはじめたときは、親に挨拶をしておくタイミングです。結婚は当人同士がするものですが、それぞれの家族のつながりでもあります。まずは親に彼氏のことを認めてもらう必要があるので、早い段階で挨拶をしておくとスムーズです。
ただし自分だけが結婚を視野に入れていても意味がありません。しっかりと彼氏の気持ちも確認して、お互いが結婚に向けて交際していると確信したときにしましょう。ここでお互いの気持ちに相違がなければ、結婚への意識もより強くなります。
妊娠が発覚したとき
妊娠が発覚したときは、早い段階で親への挨拶をしなくてはいけません。新しい命を授かった責任として、親に挨拶と報告をするようにしましょう。
このときは妊娠が発覚したうえで、どのような決断をしたのかまで親に話してください。すぐに入籍することを考えているのであれば、そこまで親に決意と覚悟を話せるように準備しておく必要があります。曖昧な気持ちで報告しないようにしましょう。
彼氏を親に紹介する前の段取りについて
彼氏を親に紹介するときは、事前準備が必要です。準備をせずに挨拶をして失敗することがないように、紹介する前の段取りを踏んでいきましょう。
- 両親の性格や価値観を彼氏に伝える
- 両親に伝える言葉を事前に考えておく
- 日程・時間・場所を決める
- 手土産を準備しておく
- 服装や身だしなみを整える
この段取りは、自分が親と彼氏の間に入って進めていくことになります。焦らずに確実に実行していくようにしてください。
両親の性格や価値観を彼氏に伝える
両親に挨拶をする前に、娘の立場から親の性格や価値観をしっかり伝える必要があります。
- 基本的な性格
- 絶対に許せないこと
- 結婚に対する考え
- 男性に求めるもの
- 趣味や特技
このようなことをしっかりと彼氏に伝えておくと、挨拶のときに話が進みやすいです。反対に何も情報がない状態で挨拶をすると、知らないうちに両親の反感をかってしまうこともあるので気をつけてください。
両親に伝える言葉を事前に考えておく
両親に挨拶をするというのは、それだけの理由が必要になります。「こんにちは、彼氏です」と自己紹介するだけでは、あまり意味がありません。今回の挨拶で両親に何を伝えたいのか事前に考えておくようにしましょう。
同棲をする?結婚前提の付き合い?真剣に交際している?どんな内容であっても、両親に直接言葉で伝えることに意味があります。グダグダな挨拶の時間にならないように、あらかじめ伝えたい内容を決めておくようにしてください。
日程・時間・場所を決める
彼氏を親にするときは、なんの約束もなく突然してしまうのはNGです。事前に日時と場所を決めておくようにしましょう。両親にも予定や準備があることを忘れないでください。
基本的には、手間をかけさせないように自宅で挨拶するのがよいです。両親が都合のよい日時に合わせて訪問するようにしましょう。あまり自宅に呼びたくないような様子であれば、自宅から近い場所にあるレストランを予約します。落ち着いて話ができる個室で食事をしながら挨拶をしましょう。
手土産を準備しておく
挨拶をする時間を設けてもらう御礼の気持ちとして、手土産を準備しておきましょう。手土産は気持ちなので、どのようなものでも構いません。一般的には2,000円~3,000円ほどの菓子折りが多いです。
また両親の好きなものや出身地にちなんだものも喜ばれます。会話のネタにもなるので、自分でおすすめできると思ったものを選んで持っていくのも良いでしょう。
手土産は彼氏が持参して、最初にお父さんに手渡してもらいます。紙袋から出して渡すのが基本ですので、あらかじめマナーを伝えておくようにしてください。
服装や身だしなみを整える
初めて彼氏を親に紹介する場合、第一印象はとても大切です。彼氏を認めてもらうためにも、服装や身だしなみを整えることを忘れないでください。
ここでいう「整える」とは、決しておしゃれをすることではありません。身だしなみを整えるというのは、誰が見ても不快にならないようにすることです。派手な髪型や不潔な服装では、自分の娘の彼氏として相応しくないと感じてしまいます。清潔感を意識した格好で挨拶に行くようにしましょう。
彼氏を親に紹介する際の切り出し方
彼氏を親に紹介する際は、次の3つの切り出し方があります。
- 「紹介したい人がいるんだけど」と切り出す
- 「結婚を考えている人がいる」と伝える
- 「彼氏が挨拶したいって」と切り出す
ここで嘘をつく必要はありません。「なぜ彼氏を紹介するのか?」ということを、そのまま親に伝えてください。
「紹介したい人がいるんだけど」と切り出す
切り出す言葉に迷ったときは、「紹介したい人がいる」ということをそのまま伝えましょう。食事の場所などで両親がそろっているときに改めてお願いしてください。
彼氏との間に結婚の話が出ていないのであれば、ここで「結婚」という言葉は使わないようにします。それでも両親は、「わざわざ紹介するほど真剣交際をしている相手」なのだと察するでしょう。ただし結婚ということでないのであれば、そこまで身構えることなく彼氏と会ってくれるはずです。
「結婚を考えている人がいる」と伝える
彼氏と結婚の話まで具体的にしているのであれば、「結婚を考えている人がいるので会ってほしい」と伝えます。結婚という言葉が出るだけで、両親としては緊張感が増すでしょう。その分、しっかりと彼氏に向き合ってくれるはずです。また結婚の前段階でしっかり挨拶ができる男性は、両親にとっても安心できます。
当日は結婚の話も深く聞かれることになる覚悟が必要です。彼氏とも事前によく話し合っておき、2人の気持ちに相違がないようにしておきましょう。
「彼氏が挨拶したいって」と切り出す
「彼氏が挨拶したい」という言葉を使うことで、両親からすると誠実で真面目な男性という印象を与えることができます。男性側の提案で両親に会うというのは、相当の覚悟と決意がなくては成り立ちません。それができる男性は今の時代は少なくなっているからこそ、男気を気に入ってくれるはずです。
日時は親に任せたうえで、「場所は自宅か近くのレストランを彼が予約する」と伝えます。あくまでも彼氏主体で動いていることをアピールするようにしましょう。
まとめ
大人になってから親に彼氏を紹介するというのは、娘にとって一大イベントです。だからこそタイミングや切り出し方に迷ってしまうものです。それでも紹介したい気持ちがあるのであれば、彼氏との関係がステップアップしたときに親に紹介してみましょう。
そのときには今回紹介した事前の段取りを忘れないようにしてください。事前準備や情報のインプットをするだけで、挨拶は成功します。彼女が中間に入って、スムーズな挨拶ができるようにしてください。