好きな人と話してみたいと思うものの、いざ相手を目の前にすると緊張して言葉が出ないという人は少なくありません。好きな人との会話を楽しむためには、話しかけられない原因を明らかにして、適切な対処法をとることが重要です。
そこで今回は、好きな人に話しかけられない原因や好きな人に話しかけるための方法、好きな人に話しかける際の注意点について紹介します。「好きな人に話しかけたいけど話しかける勇気が出ない」「なるべく自然体で話しかける方法が知りたい」という人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
好きな人に話しかけられない原因とは
好きな人に話しかけられない原因は人によってさまざまですが、特に多いのが次の3つです。
- 好きな人に嫌われるのがこわい
- 緊張して頭が真っ白になる
- 何を喋ればいいのか分からない
好きな人の前でも自然体で話せるようになるためには、まずは話しかけられない原因を正しく認識することが大事です。それぞれの原因について詳しく解説します。
好きな人に嫌われるのがこわい
好きな人に嫌われるのは、とてもつらい経験です。しかし、そのようなことが起こる可能性は誰にでもあるもので、あなた自身がコントロールできることではありません。
好きな人に嫌われないために、自分の意見を曲げたり本音を隠したりすることは、長期的に見れば健康的ではありません。好きな人に嫌われた場合、それはあなた自身の問題ではなく、その人があなたを理解できないか、あるいは単に好みが異なるだけかもしれません。無理して相手に合わせようとするほど、心が苦しくなるでしょう。
緊張して頭が真っ白になる
「好きな人に話しかけようとすると、緊張して頭が真っ白になる」という人は少なくありません。人は緊張したりストレスを感じたりすると、脳内のホルモンバランスが崩れるため思考が停止してしまいます。
過度な緊張やストレスは、脳内のアドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンの過剰分泌を引き起こし、脳の機能を変化させます。ストレスや緊張が高まると、脳がうまく情報を処理できなくなり、頭が真っ白になるというわけです。
何を喋ればいいのか分からない
好きな人はいるものの、いったい2人で何をしゃべればいいのか分からないという理由で話しかけられない人も多くいます。これは、気になる相手と2人きりになったときに沈黙が訪れるのを極端に恐れている証拠です。
家族や友だちであれば多少の沈黙は気にならないのに、好きな人となると途端に不安が込み上げてくるものです。普段は明るくて陽気な人でも、話す相手によっては話題に困る場面も少なくありません。
好きな人に話しかける方法
好きな人に話しかけるためには、まずは小さくはじめてみるのが大事です。もともと人見知りで話すのが苦手な人や、好きな人と目が合うだけで頭が真っ白になるという人は、次の方法を試してみましょう。
- すれ違ったときに挨拶する
- 共通の知人に協力してもらう
- 素直に相手を褒めてみる
- 飲み会で近くに座る
- 相手の趣味を話題にする
自分が置かれた状況に応じて、無理なくできそうな方法から挑戦してみてください。それぞれの方法のコツや具体的なやり方について解説します。
すれ違ったときに挨拶する
好きな人とすれ違ったときに挨拶すると、相手との距離をグッと縮めることができるでしょう。新しい人間関係を構築しようと思ったら、まずは自分から歩み寄らなければなりません。
挨拶はコミュニケーションの基本です。笑顔で声をかけることで、相手も好印象を持ってくれるでしょう。慣れないうちは、軽く手を振ったり会釈をするだけでも構いません。相手との距離を縮めるきっかけとして、すれ違いざまに挨拶する習慣を身につけましょう。
共通の知人に協力してもらう
好きな人との間に共通の知人がいる場合は、その人に協力してもらうのも1つの方法です。お互いの知人が間に入ることで、いきなり2人きりで話すよりも心が軽くなるでしょう。
共通の知人にお願いして、さりげなく3人が集まるようなシチュエーションをセッティングしてもらいましょう。1度でも相手と話す機会を設けると、その後に好きな人と会ったときに、相手から自然と話しかけてくれるかもしれませんよ。
素直に相手を褒めてみる
好きな人とある程度は近づけたものの、話しかけるきっかけがないと悩む人は意外に多くいます。他人に話しかけるきっかけとして、「素直に相手を褒めてみる」ということを意識してみるといいでしょう。
無理して話題を提供しようとすると、会話がぎこちなくなって相手に違和感を与えてしまうリスクがあります。相手のいいところに気づいたときは、それを素直に言葉にして伝えてあげましょう。
飲み会で近くに座る
好きな人と一緒にお酒を飲むチャンスがあれば、思い切って隣に座ってみるのも効果的です。すぐ隣に座るのが不安だとしても、なるべく近くに座るようにしましょう。
飲み会の場ではお酒が入って気分が高まっていることもあり、いつもより話しかける際のハードルが下がります。飲み会の中盤に差し掛かった頃には、お互いのプライベートな話題を選んでみるものいいでしょう。
相手の趣味を話題にする
好きな人との親密度がまだ足りていないと感じるときは、相手の趣味を話題にするのがおすすめです。どれだけ相手に好意を抱いていたとしても、まだまだ知らないところも多いはず。失礼のない範囲で気になることを素直に質問しつつ、相手の趣味を探ってみましょう。
趣味の話をしていると、ついつい自分のことを喋りたくなりますが、そこはグッと堪えて相手に話してもらうのが最優先です。相手の趣味を知ることができたら、あなた自身もそれにチャレンジしてみると、次に会ったときに話が盛り上がります。
好きな人に話しかける際の注意点
好きな人に話しかけるときは、どうせなら良い印象を持ってもらいたいですよね。好きな人から好印象を受けるためには、話しかける際にいくつか注意すべきポイントがあります。
- 相手のことを名前で呼ぶ
- やや大げさなリアクションを心がける
- 緊張していると素直に伝えても大丈夫
いずれも緊張するとうっかり忘れがちですが、好きな人から好印象を持ってもらうためには重要なことです。なぜ、上記3点が大切なのか。その理由について解説します。
相手のことを名前で呼ぶ
相手のことを名前で呼ぶと、親近感が生まれます。名前を呼ばれた相手は、あなたのことを自分に対して特別な存在であると感じるため、親しみを込めて接してくれるでしょう。
好きな人の名前を呼ぶことで、相手に対する関心や尊重の気持ちを示せるというのもメリットの1つです。特に日常生活では苗字で呼ばれている人を、あえて下の名前で読んであげると喜んでもらえる傾向にあります。
やや大げさなリアクションを心がける
コミュニケーションを円滑に進める上で、リアクションは非常に重要です。相手が話している内容に対して笑顔で反応したり、適度に相槌を打ったりすることで、相手からの印象がよくなります。
大げさ過ぎるリアクションは逆効果になりますが、好きな人と話す際にはいつもより感情表現を豊かにするよう意識するといいでしょう。感情が読み取りやすいリアクションをすることで、コミュニケーションの雰囲気が和らぐ上に、相手との信頼関係を深めやすくなります。
緊張していると素直に伝えても大丈夫
好きな人を目の前にして緊張感が込み上げてきたときは、素直に緊張していると伝えるのもおすすめです。緊張することを悪いことだと勘違いしている人もいますが、好きな人と向かい合って緊張しない人なんてごく少数派です。
自分自身が緊張を感じているとき、ほとんどの場合は相手も同じように緊張しています。こちらから素直に打ち明けることで、相手の緊張感もほぐしてあげられるため、「一緒にいて心地いい人だ」という印象を与える効果も期待できるでしょう。
まとめ
好きな人に話しかけられない人の多くは「嫌われるのがこわい」「何を喋ればいいのか分からない」というプレッシャーを感じています。なるべく自然体で話しかけるためには、まずは自分の現状を正しく把握した上で、具体的な行動をしていきましょう。
好きな人との距離感をまだ縮められていない場合は、すれ違うときに挨拶したり、共通の知人に協力してもらったりするのがいいでしょう。好きな人から好印象を持ってもらうためにも、相手のことを名前で呼んだり、やや大げさなリアクションを心がけるのも大切です。